インプラント・骨造成治療
歯を失った方への選択肢として、インプラント治療を行っています。
インプラント治療は、外科的な手術を必要とする一方、ご自身の歯のように使用できる点が大きなメリットです。当院では、丁寧でわかりやすい説明を通して、手術から術後のフォローまでを行っています。
インプラントのメリット・デメリット
ご自身の歯に一番近いもの、それがインプラントで挿入する義歯です。ブリッジのように健康な歯を削ることもなく、1本で良く噛むことができる点が大きなメリットと言えるでしょう。
ただ、あごの骨にインプラントを埋め込むための手術が必要になります。麻酔で痛みはかなり軽減されますが、体には負担がかかってしまいます。
当院のインプラント治療の特徴
当院では患者さんの一生を考えた治療のご提案を行っております。
それぞれの口腔内の状況や年代、生活スタイルなどを把握して診断したうえで、納得いただける治療を行っております。
ガイドシステムを導入し、安全性を担保した形で手術を行っております。
インプラント治療にかかる期間
インプラントの治療にかかる期間は、下の歯で2ヶ月半~4ヶ月、上の歯で4ヶ月以上かかる場合が一般的です。インプラント治療では、該当する歯の治療だけでなく他の歯の治療も大切になります。全体的な歯のバランスやその方の健康状態なども考慮しながら、治療を進めていきます。
インプラント治療にかかる費用
385,000~440,000円(税込)
※追加手術が必要な場合は別途費用が発生いたしますので、詳細はご来院いただいた際にご説明いたします。
骨造成治療も行っています
インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込む治療になります。しかしインプラント体を埋め込むだけの十分な骨量がない場合、治療を成功に導くことができません。その場合は、土台をきっちり整えることがとても大切です。
人工骨を用いた骨造成治療を行っております。人工骨は、バイオオス(子牛の前の骨)と呼ばれ、抗原性などがなく、安全性が高いものを使用します。このバイオオスと自家骨を混ぜることによって、インプラントの土台となる骨が出来上がります。
日本人には、骨造成を必要とする方が多くいらっしゃいます。当院では、インプラントを安心して受けていただくために、この骨造成治療も行っております。
入れ歯
歯が無い状態のリスク
「歯が無い」ということは物を食べられない、という事態に直結します。そのことで栄養状態が悪くなり、さまざまな全身の病気を引き起こすリスクが高まるということが、歯が無い状態の一番のリスクではないでしょうか。
現在では、「メタボリック・ドミノ」と呼ばれる考え方も浸透してきています。メタボリック・ドミノとは、糖尿病などの重大な疾患を引き起こす前段階では、生活習慣の乱れや、さまざまな不調が現れているという考え方のことを言います。
症状をなるべく早い段階に治療することが何より大切、という考え方は、歯科においても同じことが言えます。
当院の入れ歯について
当院では保険内と保険外、両方の入れ歯を備えております。保険内の入れ歯でも、十分日常の生活に問題はないと考えますが、「入れ歯の厚みを薄くしたい、バネを見えなくしたい」などといったご要望がある場合には、保険外での入れ歯をおすすめしております。
患者さんにとって何が必要で、どんな生活がしたいか、というところをお伺いし、患者さんにとって適した入れ歯を一緒に決めていきます。
入れ歯のメリット・デメリット
インプラントができない方、したくない方、また歯を削りたくない方には入れ歯をご提案しております。
デメリットとしては、話しにくいことがあったり、食べ物の温度・食感が分かりにくいことがありますが、少しでも違和感を感じた場合はお気軽にご相談ください。
当院の入れ歯治療の特徴
入れ歯を入れようか迷っている方も、まずはお試しするような感覚で気軽に入れ歯を使用していただければと思っています。
費用
入れ歯治療にかかる期間
入れ歯作製そのものにかかる期間は、1ヶ月ほどになります。しかし、仮入れ歯を入れてからをスタートとする場合、最終的な入れ歯をつくるまでには1年ほどかかる場合もあります。
患者さんが治療に関して「何をのぞまれるか、どこまでをのぞまれるか」によって期間も異なりますので、まずは患者さんのお話やご希望をしっかりと伺い、治療を進めております。
インプラントとの違い
入れ歯は、外科的な手術も必要とせず、身体に負担のない治療法と言えます。生活習慣や生活背景によって、インプラントが向く方もいれば、入れ歯が向く方もいらっしゃいます。
何を食べたいか、生活環境や患者さんのご希望をお伺いしながら、適した治療法を患者さんと一緒に決めていくスタンスを取っております。
入れ歯治療のメンテナンス
入れ歯は入れたら終わり、ではありません。入れ歯で噛むトレーニングのほか、入れ歯を入れた際の食事に気を遣うことも大切です。使い始めの食事は、できるだけ小さくやわらかい食べ物から始め、少しずつ大きく固い物へとシフトしていくことが必要です。また、入れ歯を長持ちさせるためにもいくつか注意点があります。
- 食後は必ず入れ歯を外し、できれば入れ歯専用ブラシで清掃する
- 部分入れ歯の場合、金属のバネやかかる歯の根元は特に念入りに清掃する
- 寝る時は入れ歯を外して、「水」か「ぬるま湯」を入れた容器に保管する
- 入れ歯が合わず痛いからといって、勝手に削ったり、金属の部分を曲げたりしない
- 半年から年に1回は入れ歯の点検をする
正しく入れ歯のメンテナンスを行い、入れ歯や残っているご自身の歯を長持ちさせるようにしましょう。