ブログ

晩夏と9月の養生🍚

8月 夏の養生~晩夏の過ごし方 

季節のめぐりに合わせて、体を温めるものに切り替えていきましょう

 まだまだ暑さが盛んな8月ですが、88日頃立秋を迎え、お盆を過ぎるころになると朝晩はぐっとしのぎやすくなってきます。
 近年は、残暑が処暑(823日頃)のころまで厳しく続く傾向があります。
 しかし、季節は確実に秋のめぐりが始まります。本格的な秋を迎える前に、一足先に秋の準備を始めましょう。

 9月過ぎても暑い日もありますが健康に過ごすにはこの時期に少しずつ身体を温めるものに切り替えていくことが大切です。

真夏のおさらい

苦味の活用術  

夏野菜は暑さを乗り切るための風土からの贈り物

夏に収穫できる食材の活用

必要以上に陰にしない

梅干しや酢の物を食べる

適度な塩分補給を

💮晩夏に控えること

  1. 夏野菜を生で食べることはやめましょう。

  さっと火を通すのでなく、じっくり煮込んで食べることをおススメします。

  1. 冷たいものを飲むことはやめましょう

   秋風が吹くころ、体内に夏の水分が残っていると身体を冷やしてしまいます。

   体調を崩したり、風邪をひきやすくなったりします。残暑を過ごしながら少しずつ身体を温める食材を選びましょう。早めに中庸に戻すことが秋を爽やかに迎えるコツでもあります。

💮晩夏にして欲しいこと

  1. 秋口に採れる食材を食べましょう

   この時期からとれる里芋、さつまいも、レンコンなどは少し陽性に傾いた食材です。ごぼう、栗、そばなどもおすすめです。

  1. 胃脾を守り、代謝をあげましょう。

   脾・胃に役立つものは「甘味」とやわらかいも、温かいもの、脂肪分の少ないものです。穀類、野菜、豆類、肉や魚、砂糖、はちみつ、桃などが含まれます。

  1. 陽性食材で身体を引き締めましょう

もっと食養生を学びたい方はクス・クシュの「12か月の食養生」で学んでみませんか?

秋の養生 

乾燥から身を守り冬に備えて免疫力を上げましょう

食欲の秋ですね。秋は実りの秋は根菜やたくさんの果物が実りま

す。秋刀魚などのの魚も脂がのっておいしくなります。

そして、秋に収穫を迎える豆や米は私たちの血となり肉となります

おいしい食べ物がたくさんの季節ですが、消化のバランスを考えまし

ょう。

また、運動を心掛け、代謝を上げることが大切になります。

秋の特徴

秋に気をつけたいのは大気『乾燥』です。秋は乾燥から身を守り、このあとに控えている厳しい冬に備えて免疫を高める時期です。冬に向かって、徐々に涼から寒に移り変わる季節になります。

乾燥した秋風にさらされていると、皮膚や髪はかさつきます。口は渇き、吸い込んだ空気が肺に影響をもたらします。呼吸機能と水分の調整機能が低下し、咳や痰などが出やすくなります。

呼吸器官・皮膚・鼻の粘膜・汗腺などが乾燥すると、ウィルスなどに対する抵抗力や防衛力が弱まると言われています。秋は風邪や肌荒れに気を付けましょう。

秋風は『冷え』ともない、大腸や肺のトラブルも起きやすくなります鼻炎などの症状が表れるのもこの季節の特徴です。

皮膚の毛穴冷たい風にさらされて閉じてしまうと肺や呼吸器への負担が多くなります。

春の鼻炎と異なり、秋は喘息や気管支炎、インフルエンザなども発症しやすくなります。

秋の過ごし方

・夜はシャワーだけでなく必ず入浴をして身体を温めましょう。

入浴ができないときは、足浴をしましょう。

・手足が冷えている人は肺経(腕)のトリートメントを行いましょう。

・急に厚着をせずに、脱ぎ着しやすいもので体温調節をはかるようにしましょう。

10月は秋の乾燥がもたらすトラブルと食養生のお話をします。

もっと食養生を学びたい方はクス・クシュの「12か月の食養生」で学んでみませんか?

 

養生セラピスト クス・クシュ店主高橋加代
たじま歯科クリニック