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今月の養生🍚

梅雨の食養生

春から夏に変わる季節の変わり目が梅雨なら、身体もそれに合わせかわりゆく作業をしています。

梅雨時期は「湿邪」と「暑邪」の影響を受けます。

そんな時期は誰でも体調をくずしやすいものです。

穀物中心の食事を心がけ、からだを中庸の状態に保ちましょう。物は中庸です。

湿気の多いこの季節は「脾・胃」が疲れやすくなります。この時期は「脾」「胃」をいたわること、湿邪対策をすることに注意して過ごしましょう。

 

梅雨時は湿度(湿邪)に注意しましょう

 湿邪とは?

 高い湿度、いわゆる蒸し暑さで、体に様々な不調をもたらす要因のことです。

 湿邪が招くトラブルとして頭や身体が重い、手足の倦怠感、関節痛、水虫などの湿性の皮膚疾患、残便感、

 下痢、尿量の減少、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膀胱の疾患などが起こりやすくなります。

 

梅雨時期の食養生~「汗をかく」「尿を出す」

 ・発汗作用のある生姜、長ネギをとりましょう

 ・かならずお風呂につかって代謝をあげましょう。

 ・水分の取りすぎに注意し、利尿作用のある小豆の煮汁、ハトムギを活用しましょう。

 ・本格的な夏の到来はまだ先です。冷たいものの取りすぎには注意しましょう。

 ・夏野菜も梅雨が完全に明けるまでは必ず火をとおしてから食べましょう。

 ・穀物は中庸です。玄米が重く感じる頃なので麦などを混ぜて炊きましょう。

 ・梅雨の走りは温度差が大きくなるため、腰痛や寝違えが増える時期です。

 「落枕」などのツボを利用しましょう。

 ・水虫の悪化に注意し、靴下をこまめに取り換えましょう。

 ティーツリーを使っての足浴もおすすめです。

 

梅雨時におすすめの食材

  1. 困った時には梅!

  お腹の調子を整え、身体をシャキッとさせてくれます。

  殺菌作用が食中毒の予防になります

  昔ながらの製法で作られた梅を食べましょう。

  1. 梅酢を活用しましょう

  赤紫蘇を使って梅をつくる過程でできる赤梅酢は梅干しと同じように殺菌や解毒に役立ちます。

  おにぎりを握るときにぜひ梅酢を活用しましょう。

  1. 太陽のエネルギーいっぱいの乾物をとりましょう

  野菜や根菜が少ない時期なのです。太陽エネルギーいっぱいの乾物や海藻類でミネラルやビタミン、

  食物繊維をとるように心がけましょう。乾物梅雨の湿気を受けると品質が劣化します。

  この時期に整理すれば一石二鳥です。

  1. 発酵食品を積極的にとりましょう

  伝統的な製法で作られた味噌や醤油、酢、納豆、甘酒、塩麹などはお腹の調子を整えてくれる働きが

  あります。日ごろから積極的に食事に取り入れてお腹を健康な状態に保ちましょう。

 

梅雨時期に避けたい食材

 ・動物性の食材はこの時期は控えめにしましょう。

 ・カフェオレやスムージー、シェイクなどの精製された甘味乳製品と組み合わさった飲み物など

  は胃の弱い方は特に避けましょう。

   

梅雨におすすめのレシピなどはまたいつかお話ししましょう

 

養生セラピスト クス・クシュ店主高橋加代

 

たじま歯科クリニック