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3月の香り🌿

3月の香りは…ローズマリーを選びました♪

 

そのスッキリとした芳香は私が最初に好きになった精油の香りでもあります。

ローズマリーはとても身近なハーブのひとつではないでしょうか?肉は魚料理の臭みけしに使われ、グリルしたポテトとの相性も抜群です。 当店は季節になるとトマトとエリンギをオリーブオイルと塩とRosemaryであえてグリルしてランチにお出しします。

日本に渡来したのは江戸末期とされ、べたべたした枝や茎をもつことから「マンネンロウ」という和名がついたそうです。蝋はいわゆる「精油」のことです。

ローズマリーは聖書にも登場します。マリア様が幼子イエスを連れてエジプトへ逃げる途中、ローズマリーの茂みに身を隠します。その際着ていたマントを広げると、白い花が青に変わったといいます。茂みのおかげで追っ手から身を隠すことができ、『マリア様のバラ=ローズマリー』という名前もつきました。イエス・キリストが十字架に磔されたのが33歳。ローズマリーは33年の月日が経つと枯れてしまうという話があるのも不思議ですね。

スッキリとした香りは、頭脳明晰作用があることも知られていて、その成分は「脱アルツハイマー効果」が期待されると研究が進められています。ローマの学生は試験前にローズマリーの花飾りをつけ勉強し、テスト中も花飾りをつけて臨んだという話もあります。丁度うちの娘が先日学年末テストで、なかなか勉強に集中ができない時に、ローズマリーをティッシュに垂らして取り組ませてみました。

そして、ローズマリーといえば有名なのが【ハンガリー王妃の逸話】です。中世ヨーロッパ時代、王亡き後の余生を過ごしていたハンガリー王妃、持病のリウマチにも悩まされていました。若かりし頃美貌を誇っていた王妃ですが、70歳にもなり、年々老いを感じてきました。そんなある日、隣国ポーランド王の肖像画を見て一目ぼれしてしまいます。

何とか昔の美貌を取り戻そうと、森にすむ魔女に会いに行くことにしました。途中みすぼらしい老婆に会いますが、心優しい王妃は自分のマントと食べ物を渡します。じつは老婆は魔女で、お礼に「若返りの妙薬」の処方を王妃に教えます。早速、城に帰り処方どおりに作り使用すると…肌の張りも戻り、リウマチの痛みも良くなりました。そして、ポーランド王に求婚されたというお話です。ポーランドの王は50歳も年下。逸話ですから、いろいろな説があります。これもそのひとつです。

若返りの妙薬に含まれるハーブの代表がローズマリーでした。

ローズマリーの成分の一つ、オキサイド類は花粉症の症状、鼻づまりに役立ちます。マスクの外側に着けてみましょう。作用が強い精油なので楊枝の先にマスクをその楊枝でこすってみましょう!

🍀高血圧、妊娠中の使用は禁忌になりますので、アロマコーディネーターやアロマセラピストに訪ねてくださいね。

ローズにはまだまだたくさんの働きがあります。それはまた…いつか…。

 

日本アロマコーディネーター協会 加盟校 クス・クシュ

アロマコーディネーター 髙橋 加代

 

たじま歯科クリニック