12月の香り🌿
12月の香り「シナモン」
お料理、お菓子作り、チャイなどでおなじみのシナモン。
インドネシアが原産の樹木で、1年をとおして花が咲きます。
シナモンティーで同じのスティック状のものは樹皮を乾燥させたものになります。
主要国のスリランカでは18世紀に栽培が始まりました。他、インド、マダガスカル、ジャワなどでも見られます。
歴史的にも古くから使われ、旧約聖書、ギリシア神話などにも登場し、古代ギリシャ、ローマ、中国でも薬剤として使用されていました。
鋭くスパイシーで、甘く麝香を思わせる香りのシナモンは樹皮、花蕾、葉から抽出されますが、前者2つはアルデヒド類を含むため、皮膚に対して感作性があります。
葉は含有が少ないため、こちらを利用することが多いです。
強力な精油なので使用する量に十分注意が必要です。多量に用いると痙攣を引き起こす可能性があります。
とりわけ、妊婦さんは使用を避けたほうがベストです。
*心への働き*
疲れ切った心に活力を与えます
冷え切った気持ちを温めます
*体への働き*
【呼吸器に】消毒、加温作用により風邪に役立ちます
【循環器に】強壮作用があります
【生殖器に】月経痛、少量月経、白帯下、性機能の改善、更年期に役立ちます
【消化器に】消化を改善し、食欲をもたらします
腸内の感染症に役立ちます
その他、加温作用、体液循環促進作用などがあります
*肌への働き*
ゆるんだ細胞を引き締め、マイルドな収斂作用があります。
いぼに有用です。
*注意点*
多量に用いると痙攣を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です
妊婦さんは避けたほうがベストな精油です。
日本アロマコーディネーター協会 加盟校
アロマコーディネーター 髙橋加代